Yokoyama-cho Tonya Press
問屋街でお待ちしております- VOL. 14

目標は、自分自身の活性化!
悔いのない人生にしたい。


(株)マスター


増田 義雄(ますだ よしお)さん

 ランドセル、学生向けカバン、ビジネスバッグ、旅行カバン、婦人手提げなどカバン全般を扱う明治44年創業の(株)マスター(横山町3)に、平成9年入社。創業者の柳吉氏は祖父、現社長の保太郎氏は父にあたる。

 増田さんは、大学の電気工学科を卒業後、石油の油井管関係の製造業に勤務。第三種電気主任技術者、衛生管理者をはじめ、当時の仕事に関するさまざまな資格も所有する。

約20年間勤めた会社を辞め、店に入ることを決意したのは「祖父が築いた店の名前を残したいと思ったんです。父も高齢になりましたし。それに、この街が好きだから」。兄2人、姉1人、弟1人の5人兄弟の4番目で、兄2人もいちどは店に携わっていたが、最終的には増田さんが店を引き継ぐことに。

 仕事の面白さを質問すると、「一から十まで何でもやれるところですね。経理、仕入れ、値段まで全部自分で決められ、やりがいもあります。この仕事は、人と人との信頼関係で成り立つもの。信頼しあえるお客様には地の果てまでも付いていく……という気持ちでやっています」と、増田さん。

 仕事にやりがいがある分、自分自身も努力を惜しまない。会社勤めをしていたころは、休みの日になるとゴルフや沖釣りを楽しんでいたが、問屋の世界に入ってからは足が遠のいているという。「ホームページを更新するために、商品の写真をとるのも時間がかかりますから」と、今はオフタイムも返上して仕事に取り組む。

 目標は、自分自身の活性化。「人生一度限り。待ったなしのぶっつけ本番。だからしっかり生きなければいけない。棺桶に足を入れたときに“いい人生だったな”と思える、悔いのない人生にしたい。そのためにも、いい一日だったと思える日を積み重ねていきたいですね」。 

 家では、中学3年生から大学4年生までの、男の子3人のお父さん。「子供に“会社勤めより店を継いだ方がおもしろい”と、これから思わせるように持っていかないと」と、笑う。51歳。 (平成16年5月)


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